当ホームページ管理人の、合唱を中心とした音楽の記憶、記録のページです。

これからすこしずつ増やしていきます。

よろしければ、たまにのぞいてみてください。

 

タリス・スコラーズの原点、

オクセンフォード・クラークス

The Clerkes of Oxenford

タリス・スコラーズの指揮者ピーター・フィリップスが語るように、

タリス・スコラーズの原点、それがオクセンフォード・クラークスである。

1977年録音、1981年発売のトマス・タリス国内盤に、オクセンフォード・クラークスの紹介がある。

文中にある通り、オクセンフォード・クラークスと主宰者デイヴィッド・ウルスタンは、カリオペにギボンズ、シェパード、ホワイト、タリスの録音を残している。これらを聴けば、タリス・スコラーズと主宰者ピーター・フィリップスのめざす音楽と、同じ志の流れでつながっていることに気づかされる。

 

オクセンフォード・クラークスのメンバーの記載には、次のタリス・スコラーズのメンバーが確認できる。

Alison Stamp, Sally Dunkley, 

Richard Stevens, Philip Cave

特に、Alison Stampはアレグリ  ミゼレレのSolo Trebleとして忘れがたいし、何と言ってもSally Dunkleyは、タリス・スコラーズの女声の主力として、長きにわたり活躍。このページに、Sally Dunkleyについて記載がある。

「オクスフォード大学レディー・マーガレット・ホール在学中、ディビッド・ウルスタンとバーナード・ローズのもとで16世紀のポリフォニーへの関心を培った。クラークス・オヴ・オクセンフォードに女性として初めて加わった一人である。最初はウルスタンの指導のもとに研鑽を積み、その後、声楽の楽譜の研究と校訂にたずさわるようになった。この仕事は現在も続けている。1981年からタリス・スコラーズのメンバーとなり、700回を超えるコンサート、30枚を超えるCDに出演してきた。中世・ルネサンス音楽だけでなく、あらゆる時代の音楽に造詣が深い。ザ・シックスティーン、ガブリエリ・コンソートなどでも歌い、ソリストとしてもイギリス内外で高く評価されている。」

ちなみに、オクセンフォード・クラークスのテナーには、後のザ・シックスティーンの主宰者Harry Christophersの名前も確認できる。

 

 

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合唱ファン必見!

BS-TBS「日本名曲アルバム」

日本有数の合唱団による珠玉のハーモニーと、ゲストアーティストが日本の名曲を熱唱。

故郷の風景、季節の移ろい、家族の情愛、にっぽんの豊かな情感をさまざまに表現した童謡・唱歌。今でも色あせなることなく、私たちのこころに響き続ける日本の音楽界の名曲の数々が楽しめる。

現在、毎週火・水曜日18時より放送中。

番組のホームページはこちら

 

番組に出演する合唱団の中から、管理人のお気に入りを以下に紹介する。

harmonia ensemble

透明感のあるハーモニーが持ち味で、アカペラが得意なプロフェショナル合唱団。衣装は黒で統一。メンバーは東京藝大声楽科卒業生が多い。

詳しくはこちらこちら

 

杜の音シンガーズ

東京藝大声楽科卒業生で構成。山田姉妹の姉の華もメンバーの一人。詳しくはこちら

 

Chor stella

国立音大声楽科卒業生を中心に構成。山田姉妹の妹の麗もメンバーの一人。詳しくはこちらこちら

 

Ensemble OASIS & AQUA

東京藝大声楽科卒業生・同大学院生で構成。活動は「日本名曲アルバム」のみでOASISは女声合唱、OASIS&AQUAは混声合唱。全員がソリストの実力を備え、アンサンブルとしてのレベルも極めて高い。管理人はEnsemble OASISをイチ押し!必聴! (Ensemble AQUAの出演は非常に少ない)詳しくはこちら

余談だが、2019年10月の管理人の長男の結婚式の中で、Ensemble OASIS某メンバー(そう気付いたのはおそらく管理人のみ?)のソプラノの美声が会場いっぱいに響いていた。

 

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上記のうち複数の合唱団を掛け持ちされている方や、様々な演奏の場で活動されている方、就職先(もちろん声楽・合唱関連)が決まった方もおられたりで、調べていろいろわかってくると、番組を観るのが更に面白くなる。

管理人は番組を必ず録画。「日本名曲アルバム」出演の合唱団から精鋭を集めた「ドリームシンガーズ」コンサートなど、たまにスペシャル版も放送されるのが、番組ファンにはたまらない

ドリームシンガーズ

2018年「ドリームシンガーズ」コンサートのメンバーはこちら。これからの日本の様々な音楽シーンを牽引する方々ばかりであろう。

例えば、後列左から7人目の松岡大海氏は2019年度東京混声合唱団のテノール入団試験に合格し、23歳にして東混団員になられた。